第26幕「アニマル・ショウ」 コロンビーヌが勝を連れて入った場所。そこではOの本体が保存されていた。 Oの秘密を知り、その身勝手さに怒りをあらわにする勝は、追ってきたOたちに立ち向かう。 一方リーゼは逃げ込んだ先で、ドクトル・ラーオすら手懐けられない幻獣に遭遇する。 死を意識するリーゼ。しかしその瞬間、勝の言葉が脳裏をよぎる。
第25幕「モン・サン・ミッシェルにて」 しろがねはアルレッキーノの案内で最後の四人の部屋を巡るが、虚しさを覚える。 そして、アルレッキーノに対し喜びについて説く。 その頃、勝、リーゼ、グリュポンはフェイスレスの飛行船を追っていた。 しかし、突然走った稲妻によって深い霧の中へと落ちてしまう。 勝とリーゼが気が付くと、そこはフェイスレスの根城であるモン・サン・ミッシェルであった。 さらに息つく暇もなく、リーゼと因縁のある猛獣使
第24幕「脱出へ」 ついにゾナハ病治療マシーン・ハリーのもとに辿り着いた鳴海とミンシア。 しかし、バンハートたち研究者は二体の自動人形、ブロム・ブロム・ローとドリル・セプテンバーによって瀕死の状態となる。 一刻も早く手当てをするため、二手に分かれて戦うが、ミンシアがブロム・ブロム・ローの凶刃に倒れてしまう。
第23幕「悪魔再び」 戦いが続くゾナハ病研究所。 ジョージは新型のしろがね-Oであるシュナージーと激突するが、まるで歯が立たない。 そんなジョージに対し、フェイスレスの側についた理由を語るシュナージー。 一方、阿紫花はサハラでの因縁があるパンタローネに戦いを挑む。 攻撃の分析とフウの言葉をもとに勝機を見出すが、その上をいくパンタローネに次第に圧倒されていく。
第22幕『「ハリー」へ向かう!!』 ゾナハ病治療マシーン・ハリーを守るべく、研究所に到着した鳴海たち。 トムを人質に取られたミンシアは、自動人形・ジョーンズと交戦状態に入る。 ジョーンズの攻撃に翻弄されるミンシアだったが、死んでいった父やルシールたちのことを思い出し、奮起する。 その頃、捕らわれの身であるしろがねは、自身をフランシーヌと呼び敬うコロンビーヌ、パンタローネ、アルレッキーノに煩わされていた。
第21幕「銀色の女神」 時を超え、姿を変え、自らの願いを叶えるために運命の糸を操っていた人物。 それは、フェイスレスとして姿を現した白金であった。 しろがねを攫い姿を消したフェイスレスは、巨大な銀色の女神を世界中に出現させる。そこからばら撒かれるゾナハ病。 怒りと悲しみに体を震わせる勝は、ジャック・オー・ランターンに飛び乗り女神を追撃する。しかし、実体のない女神にはまるで通じない。 ゾナハ病の蔓延を何としても
第20幕「黒い太陽」 自身の脳の情報を勝にダウンロードし、エレオノールと結ばれる。それが貞義の目的であった。 正二の記憶の全てを知った勝は、様々な人の果たされぬ思いに涙する。 それでもなお、勝を貞義だと決めつける正二やギイたち。ついにはギイが勝にメスを向ける。 その瞬間、予期せぬことに、黒賀の衆のひとりが声を上げる。彼は、正二すら知りえない真実を話し出すのであった。
第19幕「影の正体」 記憶の旅から戻った勝は、自身が貞義ではないことを証明するため、黒賀の衆を掻い潜り屋敷から外へ走り出す。 その際、勝を探して黒賀村を訪れたしろがねと偶然再会する。 しかし、ギイたち追手から逃れる途中、またもや正二の記憶が頭を駆け巡る。 記憶の中でエレオノールは、アンジェリーナの願いも虚しく生命の水を飲んでしまっていた。
第18幕「微笑」 正二とアンジェリーナの子・エレオノールがこの世に生を受けた。 エレオノールをきっかけに、少しずつ態度に変化を見せるギイとフランシーヌ人形。皆が幸せを感じていた。 しかし、それも束の間、不気味な機械音とともに自動人形が黒賀村に襲来する。
第17幕「訪れし者」 正二の記憶を旅する勝が見たもの。 正二は、生命の水を飲み干し、アンジェリーナと共に生きることを決意する。 しろがねの力になるべく、懸糸傀儡の研究に励む正二。そして正二に寄りそうアンジェリーナ。 ある日、正二が作った懸糸傀儡を世界中のしろがねにもたらすため、ルシールの命を受けたディーン・メーストルという男がフランスから訪ねてくる。