「pet」Wアクターズパーティ オフィシャルレポート

2019/05/05

2018年12月に舞台「pet」-壊れた水槽- の公演が行われ、2019年7月より続編となる「pet」-虹のある場所- の公演を控える舞台「pet」と、2019年放送予定のアニメ「pet」のキャストが集うイベント「pet」Wアクターズパーティーが5月4日(土・祝)に、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催されました。当日は舞台版とアニメ版でヒロキを演じる植田圭輔さんのほか、舞台版キャストから司役の桑野晃輔さん、悟役の谷佳樹さん、林役の萩野崇さん、桂木役であり今回のイベントでMCを務める君沢ユウキさん。そしてアニメ「pet」から司役の谷山紀章さん、悟役の小野友樹さん、林役の加瀬康之さんが登壇。舞台映像を観ながらの生コメンタリーや作品についてのトーク、さらに舞台版・アニメ版のキャストが揃っての朗読劇が行われました。

舞台「pet」のコーナーでは、昨年12月に上演された舞台「pet」-壊れた水槽- の映像を観ながら生コメンタリーを行いました。舞台キャストは当時を懐かしく思いながら、振り返ると恥ずかしい気持ちになると照れながらも、演技についてトークを展開。舞台の演出として使われたプロジェクションマッピングの見え方をお客さん目線で新鮮な気持ちで見直したりと、新しい発見もあった様子。また白熱した台詞の掛け合いやキーとなるシーンではコメントを忘れて見入ってしまう場面も。生コメンタリーの後には初公開となる続編「pet」-虹のある場所- のキービジュアルも発表され客席からは拍手とともに「かっこいい!」との声が上がりました。

アニメ版のコーナーでは、このイベントのためのPV上映後にアニメ版のキャストが登壇。キャラクターの紹介や作品の印象についてトークを展開していきました。アフレコはすでに始まっており、PVを観たキャスト陣からは声が入り映像として動き出して感激したといった感想のほか、三宅先生の世界観をアニメならではの表現で補足している、petの世界を声で表現するのはハードルが高いといった感想が語られました。舞台が終わって間もなく第1話のアフレコだったことを明かした植田さんは、アニメと舞台とでは表現方法が異なり、その違いを修正するのに苦労したと話しました。また谷山さんからは、物語が進むと登場する中国語について、顔合わせの際に監督から中途半端な中国語では許さないと分厚い資料を渡されたとのエピソードも披露されました。

続いて舞台版とアニメ版のキャストが勢揃いして朗読を行う、このイベントのためだけのスペシャル朗読劇のコーナーへ。とあることがきっかけで気を失ってしまったヒロキ。司、悟、林が分裂し二人ずついるヒロキの精神世界を舞台に、アニメ(A)チームの司、悟、林と、舞台(B)チームの司、悟、林がヒロキを取り合うことに。AチームとBチームがお互いの世界の良いところをアピールして、ヒロキを自分たちの世界に来るように説得するがヒロキにとってはどちらも大切な世界で選ばない決断をするのでした…。今回の朗読劇の脚本は舞台版の脚本を務めた伊勢直弘さんがこの日の為に書き起こしたオリジナルストーリーで本編とは違いギャグ要素満載で笑いの絶えない朗読劇となりました。また朗読中には劇場のスクリーンにSDキャラも映し出され朗読劇を一層盛り上げました。

イベントの最後には会場に足を運んでくれたファンへ感謝の言葉を述べ、イベントの感想やアニメ放送と舞台「pet」-虹のある場所- に向けての意気込みが語られ終演となりました。