オープニング・テーマを手掛けた「女王蜂」からコメントが到着!

2018/12/15


【女王蜂さんからのコメント】
物語が進むに連れ、人間の身体を手に入れることと引き換えに弱くなってゆく主人公 百鬼丸。
原作では父親の天下統一の野望の為に、身体の48箇所を魔物への供物とされ、その引き換えに残った身体はまるで、装飾を施すまえの原始的な人形のように描かれています。
気高き野盗夫婦の子供に生まれた、もうひとりの主人公 どろろ。
ちいさな身体にめいっぱい詰め込められた人間らしさに、わたしは何度読んでも心打たれます。

「どろろ」を愛するみなさんへ

オープニングテーマのお話をいただいたとき、わたしにはご褒美を頂いたときのような気持ちと共に、宿命と対峙したときのような 粟立つ気持ちがしました。
大好きな作品であることはもちろんのこと、幼少期から愛読していた作品から いまこのタイミングでご依頼を頂いたことに、なにか運命めいたものを感じたのです。

制作側のみなさんからは
「百鬼丸の激しさ、そして表裏一対に存在するさみしさに寄り添うような曲を、是非」とのご依頼を頂きました。

絵コンテや設定資料に目を通す最中もわたしのなかで流れる曲は、はじめからただひとつ。

女王蜂の新曲「火炎」

お話を頂いたときから強く心決めていた一曲。
「とっておきの虎の子を」と提出させて頂きました。

(楽曲についてわたしがここで詳しく書くよりも、まずはたのしくお待ち頂いて聴いて頂いたほうがいいかな、と思うので曲解説的な文章は割愛します。いちおう書いてはみたのだけれど…)

とにかくとてもお気に入りです。

未完故か、より多様な思いを引き受けている作品。
言わば古きを良きとされるクラシックのひとつとして存在しているかもしれません。
それでもいま読んでも斬新な世界。
そんな作品をあたらしく動かしテーゼは押さえつつ、より新たなところへとリーチする。
それはきっと並大抵のことではないのだと思います。

そのなかで、オープニングテーマとして抜擢頂いたことが心からうれしい。

もうすぐ放送です。
来月、お正月明けからアニメがはじまります。
名作から放たれるまた新たな解釈をたのしく心待ちにして、いまわたしたちは「火炎」を披露する準備をしています。

覚悟して?

おたのしみに

女王蜂
2019年1月30日発売
New Single「火炎」

完全生産限定盤(CD+DVD) ※数量限定  価格:¥2,778+tax (AICL-3654~3655)
通常盤(CD) 価格:¥1,000+tax(AICL-3656)

【各店舗特典】
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